定型業務を自動化するRPAの導入はよく失敗しているみたい。

定型作業を自動化するRPA。

IT関連の仕事をしている人であれば、一度は聞いたことがあると思います。

 

最近では、大手の銀行や保険会社が導入を決め、運用を開始している事もあってか、金融以外の企業も取り入れはじめています。

 

ただ、あくまでもツールに過ぎないRPAはむやみやたらに導入してしまうと失敗してしまうこともあるので要注意。

実際、導入したは良いけれど、その使い方が分からずに、無駄に終わっている企業も多い。

引用

RPAを導入した企業の多くが期待した業務効率化を実現できていないという。

なぜ企業のRPA導入はうまくいかないのか? その先にある“IPA”とは - ITmedia ビジネスオンライン

特に、一定規模の企業が情報システム部門を中心にRPAの導入を実施したケースした場合に、失敗に終わってしまっているのかな?と個人的には思っています。

RPAはいわゆるシステムの導入とは違い、現状ではあくまでも事務作業の軽減が主な機能だと思います(将来的には事務作業以外も自動化されると思いますが・・・)。

 

となると、現場の作業を理解していない情報システム部門が中心にRPAを導入したとしても、まあ失敗に終わるのはある意味では当たり前だと思うんですね。

 

理解していない作業をRPA化しようとしていますから。

 

ただ、現場が中心となって事務作業をRPA化していくことに問題がないわけでもないです。

 

その理由は、現場の人たちは基本的にRPAをうまく使いこなせないことが多いから。

 

RPAは一般的にプログラミングの知識がなくてもロボットを作れるというふれこみで販売されていますが、実際のところはプログラミングの知識そのものは不要だとしても、考え方は必要なんですね(変数とか繰り返しとか)。

 

じゃあ、どうすればいいのか?っていう話ですが、今の私が考えるRPAの導入を成功に導く流れとしては、本部の情報システム部門が現場をサポートする形でRPAを導入するのがベストではないかと思います。

 

「この業務を自動化できればな~」と考えている現場の人がいたとしたら、「それを自動化するのはRPAをこういうふうに設定すれば良いですよ」とアドバイスをしてくれる情報システム部門がいれば良いと思うんです。

 

他には、現場の人が参考になるようなサンプルロボットを情報システム部門がいくつか作っておくとか。

 

そうすれば、現場の人たちは基本的に業務の軽減を望んでいますから、徐々にRPAは社内で浸透していくのではないでしょうか?

 

RPAの導入が失敗するパターンについて拙い文章ですが、私の他のブログにも記載していますので、よかったら参考にしてみてください。

 

hiro-contribution.com